「28歳で心を病んで休職」3年で生き方と暮らしを変えてきた

私は28歳の時に、仕事のストレスや人間関係、将来への不安に押し潰された結果、心を病んでしまい、休職した経験をした。

ベッドから起き上がる事が出来なかったり、心が限界になって上司の前で思いっきり泣いたり、今思い出すと自分の情けなさが湧いてくる。

でも、あの時が自分の人生の分岐点だったんだと、今では考える様になった。

休職したからこそ、自分にとっての暮らしとお金に対して真剣に向き合う事が出来たからだ。

ミニマリズムに目覚めて、必要ないものを全て手放した

休職してからは毎日、自分のこれからの事を考えていた。

時間はあったので、ネットで”自分以外の人はどうやって生きているのか”を調べまくった。

その過程でとあるブロガーさんのブログに出会い、自分の暮らしとお金について真剣に向き合う事になった。

そして、その中で”ミニマリズム”という概念を知った。

今の自分には余計なものが多すぎるのではないか。なら、自分にとって必要ないものは全て手放そう。

そう考える様になり、時間はあったので直ぐに行動した。

・集めていたアイドルグッズを全て手放した

・本棚にぎっしり並べられていた漫画を全て売った

・部屋のカーペット類、ラック類、ローテーブルなど、無くても生活に支障がない家具は全て廃棄した。

・着なくなった衣服や人から貰って捨てられなかった小物類も全て捨てた。

・テレビもノイズだと思い、実家に返した。

・ドライブが好きで新車で買った車も、勇気を出して売却した。

行動した結果、必要最低限のものだけになって、寂しさを感じた一方で、余白が生まれた部屋を見て心が解放された気分になった事を覚えている。

ものを手放した事で、自分が生きるのに必要なものはそこまでないと分かり、物欲も無くなった。

倹約に目覚めて、死ぬ気でお金を貯めた

ものを手放してからは、お金の事も真剣に考える様になった。

休職する前は、新車を買ったり、見栄で衣服を買ったり、食事はコンビニばっかで自炊しないし、漫画も集めていたし、月の支出なんて殆ど管理していなかった。

とあるブロガーさんの倹約生活を読んでいたら、自分はこれではまずい！と思い、自分ができる節約を全て真似していった。

・スマホを格安スマホ（楽天モバイル）に変えた

・テレビを手放してNHKを解約した

・自炊を始めて食費を抑えた

・仕事先を”家賃補助” または”社員寮”がある所に絞って転職した

・登録していたサブスクを全て解約した

・格安のコンタクトレンズに変えた

・車を手放して維持費を0円にした

・お菓子を買わずに、ブルーベリーやナッツを常備する様にした。

・平日を0円で過ごす為に、コンビニに寄る事を辞めた

休職してそのまま退職したのち、転職を機に新しい暮らし方をしようと思い、少ないものとお金で質素に暮らしていく事にした。

その結果、29歳の時点で月8万円程の生活費で暮らす事が出来ていた。

当然、節約において我慢する事も多々あった。

けれど、出来るだけ働かずに生きたいという思いで、死ぬ気でお金を貯めようと決意していたからこそ乗り越える事が出来た。

いつしか少ないお金でも心地良く暮らせていると感じる様になった。

31歳で再び仕事を辞める事に

休職を経験してから3年が経った。

その間、転職して引っ越し、質素な生活を続けつつ、創作活動としてブログを始めて娯楽費を抑えたり、お金や暮らしの本を読んで暮らしを常に見直してきた。

その中で、一番の変化は職場で今の彼女と出会い、現在は同棲生活をしている事だ。

同棲生活をしているけど、暮らし方の根底は変わらず、休日も2人で散歩したりカフェでお喋りしたり、食事もほぼ自炊にしていて、質素な暮らしを継続できている。

元々お金をある程度貯めたら、1人で細々と生きていく世捨て人コースを決意していた。

けれど、今は彼女と暮らしている方が正直楽しいのと、たとえ自分が働かずに無収入になったとしても、もう一方の収入があれば家計が破綻する事は少ないという安心感を得られている。

そして現在31歳、今年の3月で今の仕事を辞める事を決意した。

現資産は850万円ほど。正直心もとない資産である。

けれど、休職を経験したからこそ、自分が苦しいと感じる時が離れ時だと考える様になり、また無収入でもしばらくは生活できるという安心感があった。

でも一番は自分の人生の時間を大切にしたいという思いが強かった。

仕事を辞めた後の将来はこれから考えていく。

とりあえず、３年間頑張った自分を褒めてあげようと思う😌

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